2024年5月下旬。
ポーランドにあるウラン鉱山へ行きました。
「ウランって、え!?ちょっとそれ大丈夫なの!?」と
正直心配になりましたが、実際は全く問題ない安全なところでした😄
早速到着してチケット売り場を探しました。
階段をさらにのぼった先…私ここに来るまでにほとんどの体力を使い果たしていたので
待っていました😂
ここはガイド付きでないと入れないので次の時間が来るまで待機。
人数制限もあり、25人までの1グループで入っていく形態です。
階段を登った先にチケット売り場。そしてこちらが入り口。
ガイドツアーの所要時間は約45分。
チケットは大人一人50zł🎟️
入り口にかけてあったヘルメットを自由に選んで早速中へGO!
なぜかマリオになった気分になりました😀
ヘルメットの色に理由はありません😁
この時の中の温度は6℃。
この日はちょっと雨も降ったりしていたのですが外は25℃で
半袖半パンにサンダルで歩いている人もいるくらいだったのですが
そんな人たちもさすがに上だけは長袖を着ていました。
(それでも上だけで耐えられるのすごい。)
この前に鍾乳洞にも行く予定だったので冬服は持っていっていたのですが、
いやぁほんとこういうところは想像以上に寒いのです🥶
ホッカイロも欲しいくらいだった🥶
中はずっと暗く、ガイドさんが持っているライトが頼り。
この日は10人くらいで入りました。
ガイドさん
ここはウラン鉱山なのですが、岩肌をバックに展示物の説明と天然石の説明などがありました。
この岩の中に埋まっている蛍石(フローライト)やアメジストが至る所にあることに驚き👀!
「ここもそうなんですか👀!?」
「これ全部そうです😄」と教えてくれました。
ほぇーすごい!天然石がまさにそのまま!!
床にはかけらも落ちていて、子供が拾ってそれらをもらっていました😁
天然石の層、すごかったです。
そしてここのウラン鉱山の目玉はウラン食器の展示。
ウラン食器はウランガラスとも呼ばれる、
ウランを微量入ったガラスでコレクターの方も少なくないのだとか。
私は知らなかったので、ウランということもあり不安があったのですが
実際は人体には問題がない量なので問題なく、昔は普通に使われていたそうです😄
緑色をしたガラス
このウラングラスの特徴はブラックライトで光ること。
早速みてみましょう!
ライトを消して、
真っ暗にして、
ブラックライトをオン!
おおおおおぉぉぉ〜!
他の観光客の方々からも声が出るほどでみんな一緒に写真を撮っていました。
こんな綺麗に光るのですね👀✨
とても鮮やかに光っていました。
ズームなしで広角で撮るとこんな感じ。
手前には柵があります。
ちょっと明るさの調節がうまくいかずでぼけていますが雰囲気だけでも😛
ホーンテッドマンションみたい👻とディズニーランド好きな私はまたしても思ってしまいました😄
ポーランドのお盆「死者の日」2023
「放射能のマークだ!!😳」
ちょっとびっくりしましたが、もちろんこれも安全性を見せるため。
数値は忘れてしまいましたがガイドのお姉さんがその場で測って
見せてくれました😄
なんとなくウランは核爆発するあれだよね?くらいにしか知識になかったのですが
ここで少し勉強。
ウランは天然放射性元素の一つであり、幾つかの同位体(陽子数は同じで中性子数が異なる原子核)が存在する。天然ウランは、核分裂がおきにくいウラン238が99.3%をしめており、核分裂性のウラン235はわずか0.7%しか占めていない。そこで、核分裂反応に寄与する同位体の濃度を高める同位体分離作業を「ウラン濃縮」という。通常の核兵器で使用されるのは濃縮度90%以上とされているが、20%以上になると核兵器転用が可能とされており、これらを「高濃縮ウラン(highly enriched uranium: HEU)」と呼び、一方最も普及している原子炉(軽水炉)で用いられている燃料は、3~5%程度に濃縮したものであり、そのウランを「低濃縮ウラン(low enriched uranium: LEU)」と呼ぶ。
長崎大学核兵器廃絶研究センターHPより
ということで、そもそもウランはそもそも天然にあるもので(まさにここ)
これだけでどうにかなるものでもないし、
核爆弾にするにしてもウランには種類があって、核分裂するウランは0.7%しかないこと、
さらにそれを濃縮して使うにしても原子炉で使う3-5%の濃縮ウランと違って
核兵器なんて20%以上、通常90%以上にまでしないと核兵器として転用しないこと。
何より核兵器にはプルトニウムも必要だしで
核兵器に使えるのは事実だけども包丁が人殺せるから包丁は普段から怖いものか?という
考えと同じだなと気づきました☺️
怖いと思うものって大体知らないから怖いことが多いですよね。
知識として知る、さらに体験して知る、とより怖さがなくなります☺️
これはきっと日常の人付き合いでもそうですよね😄
当時使われていた用具も展示が少しありました。
この地方、シロンスクというドイツに近いところなのですがこの辺りは
鉱山で栄えたところなのでこのハンマーを2つ十時にさせたマークを
よくみます。
ここにもあって「やっぱりこれなんだ」「シロンスクだなぁ」と思った次第です😁
帰りに見かけた大きな橋
誰よりも着込んで中に入ったのですが、それでも出る頃には指先つま先末端の感覚はなく
手が自分でもびっくりするくらい真っ白で主人に本気で心配されました😂
大丈夫です、手が冷たいのはいつものことです😂
(あまりよくないことだと知ったのは大人になってからでした😂)
ということで、とても貴重な体験をした1日でした。
車がないと行けないところなので気軽にポーランド観光のついでには行けないと思いますが
なんと!
Googleマップ上で中をバーチャル散歩できるようになっていたので
中を見てみたい方はこちらからどうぞ↓(画像をクリックすると動けます)
詳細は公式HPをください😀
<KOPALNIA URANU コパルニァ ウラヌ>
公式HP:https://www.kletno.pl/
1回最大25名までのガイド付きツアー。
料金:
大人 50zł
子供・シニアなどの割引:35zł
オンライン予約もあります。現地カード払い可能。
見学時間は40~45分
スタート時間は
10:30, 11:00, 11:30, 12:00, 12:30, 13:00, 13:30, 14:30, 15:00, 15:30, 16:00, 16:30.
地図: