みなさん、「アテイスト」「アテイズム」って言葉知っていますか?
私は大体初めて会う外国人にはまず最初に「宗教何かある?」と聞きます。
宗教の話というのは基本的にご法度ではありますが、
無宗教な私としては、宗教が何か先に分かっているほうが話題が選びやすいのです。
逆に「これは言っちゃダメだな」というのを頭においておける、ということですね。
明日アムステルダムで会う主人の旧友はどうなんだろう?と聞いてみたら、
「僕はアテイストだよ」と言っていました。
「アテイスト???」
初めて聞きました。
それはどんな宗教だ?キリスト系の一派か?なんて思って主人に聞いてみました。
「アテイストは神を信じない人たちだよ」
「それじゃ私と同じってことか!」
「いや、ちょっと違うんだよね」
何が違うんだ?と思い、調べてみました。
アテイストというのは、日本語だと「無神論者」
「無宗教者」では、ないのですね。
無宗教は、とくにこれといって特定の神がいるわけじゃないけども、
神の存在をそこまで否定するわけでもない
に対して、
アテイストは神の存在を否定する、必要ないと思う人たちだそうです。
その考えがアテイズムですね。
これ難しいけど面白い違いですよね!
「そんな人たちいるのか!」
とワクワクして色々調べてしまいました。
私自身、無宗教ってことは神がいないという事だと思っていましたが、
いないとは言い切るわけでもなく、“自然が神のようなもの”
“八百万の神なら信じる”“九十九神は信じる”という状態ですが、
アテイストとなると、簡単に言えば「神なんているかばか!」って事ですよね。
信じる信じないの話ではなく、それ以前に否定する人たちがいるってのが新鮮ですね。
こんな宗教に溢れている世界で、否定し続けるなんて大変そうだな。
青色:ローマカトリック 赤色:プロテスタント 黄色:正教会 緑色:スンニ派
茶色:シーア派 ピンク:ヒンドゥー教 白色:ユダヤ教 橙色:仏教
黄土色:中国宗教 水色:神道と仏教 薄緑色:伝統民族宗教
薄紫色:民族宗教、キリスト教 紫色:民族宗教、キリスト教、イスラム教
宗教に関する話は違いがそれぞれ面白くて、普段よくカトリックについてどう思うか友人に聞いたりするのですが、
最近の若い子たちは自動的に教徒にされています。(ポーランドでの身辺の話です)
一応ミサは行ったり、祝日は祝ったりとなんとなくしているようですが、
生まれて1歳頃に勝手に親によって教徒にされちゃうので(そういう儀式があるのですがちゃんと公の文書もあります)
その後も儀式を繰り返し、結局「しょうがない」という感じでカトリックやっている子も多いようです。
もちろん敬虔な子もいるので、このギャップを聞くのも面白いんですけどね。
やっぱり信じていない子のほうが、何かと話が合いますし、
相手としても「まわりとこういう話出来ないから嬉しい!」って喜ばれたりもします。
そうだよね~今時の若い子だったらきっとそうなるよね~~^^;
「このつまらない時間が勿体無い!意味がない!」とか「しょうがないけど・・・でも嫌だ」とか。
先日ポーランドに住むトルコ人の人とチャットをする機会があり、宗教を聞いてみたら
“ムスリム(イスラム教徒)だけど、僕は自分のしたいようにしているよ”とのこと。
確かに、そうでないと超カトリックなポーランドにはムスリムは住むの難しいよな~なんて思いました。
あの床で祈るやつはやっているのかなーという疑問が出てきましたがどうなんでしょうね。
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日本じゃまず宗教やってる人ってもう近づきたくないから関わって来ませんでしたが、
今は自分が完全にアウェーなので行事などは受け入れていくしかない状況で、大分慣れて来ました。とはいえ、やはり理解できないことも多々あるので「不思議なこと」は沢山あります。
こっちの宗教でいいところは、ものによるかもしれないですけど
「勧誘してこないところ」が一番の違いでいいところだと思います。
誰も「なんでカトリックにならないの?」と言って来ません。
ただ、「宗教無いです」というと「???」になる人は沢山いますけどね^^;
日本の一部の宗教は、とにかくしつこくて・・・。
かつ露骨なお金がらみばかりでね・・・嫌ですね。
不景気のときは特に、何かにすがらないと気持ちが落ち着かないということから
宗教に関心を持つ人(特に若者)が増えるそうですが、もうちょっと自分を強くもって欲しいものです。
その辺と生まれ持ってそういった土地で育つのではわけが違うのでここは
比較対象にしてはいけないかもしれませんね。