教会をあとにして、ルブリン城へ向かいます。
すぐ裏に何かがありました。
調べたところ、ここは「Plac Po Farze」というもので、旧広場だそうです。
1936-1938年に聖ミカエル教会跡として発掘され、建物の基礎をそのままに、
現在ではイベントやコンサート広場として使われているそうです。
ちょっとした迷路のように見えますね^^
石畳の旧市街は歩いているだけでも楽しい!
旧広場をぐるっと迂回して、1本道にでました。
なだらかな下り道。(ピンボケしててすみません)
とても綺麗な門がありました。
両側の歴史を感じる古い建物も味があります。
(何せ第二次世界大戦当時の建物が壊されずに残っていますからね!)
これは「Brama Grodzka -グロヅカ門」というものでした。
グロヅカ門に関する歴史
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1939年ルブリンには、約45,000人のユダヤ人を含む約12万市民が暮らしていました。
第二次世界大戦中、ナチスはルブリンのユダヤ人の住民を殺害し、ユダヤ人地区を破壊し、
その間マイダネクは、その期間を表すシンボルとなりました。
1990年代初めにこのNN劇場センターがグロヅカ門で活動を始めたとき、
まだルブリンのユダヤ人の歴史について誰も何も知りませんでした。
・門の片側に巨大なスペースがあり、それがユダヤ人街の追憶を秘めている事を知らなかった。
・この門が存在しない町、「ユダヤ人のアトランティス」を導いていることに気づかなかった。
現在、 巨大な駐車場、芝生や新しい道路があるところは、
かつてユダヤ人が家屋、シナゴーグとして利用されていた場所でした。
この地域の大部分は、コンクリートの下に埋葬されており、
ここに住んでいた人々の記憶も同様に隠されていました。
この門の近くのこれらの空スペースなしにルブリンの歴史を理解することはできません。
現在はこの場所自体が、 ホロコーストの犠牲者を哀悼しながら、
過去の記憶を明らかにすることが出来る一種の芸術的自然地域とされています。
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お城へ導かれるように石畳は続きます。
グロヅカ門をくぐって振り向いたところ。
調べて納得しました。
だからここにはユダヤ教の燭台のマークがあったのですね!
グロヅカ門を過ぎた後の両脇の建物壁もとても素敵です。
一方はレンガがむき出しになった古い建物。
ポーランドの古い建物は大体このようなつくりになっています。
まず基本はレンガ。その後資金がある人は、レンガを覆うようにさらに補強して色を塗って。
田舎に行くほどレンガが多いのは貧しい地域だからだと思います。
東欧のレンガ家屋のイメージはここから来ているのだと思います。
お城前のこの広いスペース、ここがその昔はユダヤ人街だったのですね。
かわいい建物が交互に並んでいます。
そして振り向けば、
ドーーーーン!
<ルブリン城>
ルブリン城はなんだかアラブのお城のような雰囲気。
あいにくの天気ではありましたが、実際見るととても綺麗でしたよ!
内部は博物館になっているそうです。
(何故私は中へ行こうとしなかったのか><)
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<ルブリン博物館>
▼営業時間
月曜休館
シーズン、曜日、場所によってそれぞれ時間が違いますが
大体10-17時のようです。
▼チケット料金(大人一人)
時計の下の博物館:無料
三位一体教会:8.50zł
教会以外の城内:10zł
1階にあるホールと王の裁判所と「悪魔の忍び足」(なんのことだ?):3zł
展望台:6.50zł
ガイドツアー:50zł~
詳しくはこちらの公式HPからどうぞ
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雨が降ってきてしまい慌てて観光を終えて来た道を戻りました。
(そして寒い)
国内旅行定番、マンホール集め!ルブリンはヤギのマークでした。
ちょっと気になってお土産やさんへ♪
お土産やさん見るのが大好きです。
かわいい木を使ったキャンドルホルダーがありました!
ものすごく欲しかったですが・・・我慢!
(なんともお買い得な18zł≒¥700でした)
中はそんなに大きくないのですが、
他にもかわいい小物が沢山のお店でした。
さて、旧市街広場(rynek)まで戻ってきました。
広場ど真ん中にある大きな建物、こちらは旧市庁舎で現在は裁判所だそうです。
(こんなところに!)
1階部分は、ちょっとした講演会用のホールや集会として使われているようです。
お店の看板もどこもかわいい形です。
クラクフ門まで戻ってきて、次は大聖堂へ行きます。
クラクフ同様、こういった門があると旧市街の雰囲気がより感じられていいですね^^