2015/11/21(土)
今日は久しぶりのガイドです。
九州からお越しのN様M様お二人組と1日ご一緒しました^^
11月も中旬ですが、今年はとても暖かい日でした。
最高気温6度、最低気温2度の表示だったので実際1日を通しての気分は4度程度でしょうか。
風もあまりなく、しっかり防寒していたのもあってか「寒くないね~!^^♪」とウキウキです♪
朝は霧雨で顔がちょっと濡れるくらいでした。
10:00 マリオットホテルロビー集合。
少し歩いてセントラル散策。
セントラルにも古い建物が並びます。
この時期はとにかく日が短いので、公共機関を利用して時短移動します!
ということで、バスでビューンと観光名所が始まるコペルニクス像まで行きます。
★セントラルからコペルニクス像までは175or128番バスで「ordynacka」停留所まで約8分
おっと何やら集団が。デモかな??
いえいえ、これはデモというより、何かもイベント?
天使の格好をした子供たち、プレゼントの形の箱を背負った人たち、
掲げている旗には「one for all,all for one」のポーランド語版が書いてありましたが、
はてさて何の団体かはよくわかりませんでした。
コペルニクス像前で記念撮影もしました^^
ここは足元の太陽系に注目です!
そして斜向かいにある聖十字架教会へ!
ショパンの心臓がある柱を見て、そして前方を見たら・・・
「2015/11/22日曜日の17:00~ここでオルガンコンサートが行われます。
ゲオルク・ムッファト,バッハが演奏されます。入場無料です。 」
わお!ラッキーですね!明日もワルシャワ観光予定とのことで、是非お二人にも
教会でのオルガンコンサートをおすすめしましたよ^^♪
写真ではわかりにくいですが、ここまで来るときは曇り空の霧雨で、
教会を出た時は晴れ間も見えて「久しぶりの青空だ~!」なんて言ってたら
今度は雨が降ってくるというポーランドならではの天気でした。
こちらの人はあまり傘をさしませんが、折りたたみ傘はあると便利です!
次はワルシャワ大学構内へ!
土曜日だったので観光グループ以外の人はほとんど見かけませんでした。
とても静かで、綺麗で立派な建物を見ながら、ショパンが住んでいた建物を見に行きました。
残念ながら夏はあった鍵盤模様の花壇は今は葉っぱがかけられていて何もなかったです。
もう寒いので花壇のお花は来年までお預けですね。
★夏の様子はこちらの日記をご覧ください^^★
「広い旧市街ね~」
「いえいえ、実はここはまだ旧市街ではないんですよ^^」
新世界通り(Nowy Swiat)は、観光メイン通りなのでセントラルと雰囲気が全然違います。
ここもとても素敵なのですが、旧市街とはまたちょっと違うんですよね^^
しかしこの道路の広さは観光しやすくて本当にいいと思います。
まだイルミネーションはついていませんでしたが、
旧市街直前のイルミネーションは少しずつ出てきていました。
ここは旧市街入り口にある聖アンナ教会。オルガンが素晴らしい教会です。
正面に吊り下がっている赤いランプの話題になりました。
「日本ではこれをインテリアに使う人がいるのよ」
「そうなんですか!?」
「でもこれ教会のものなのね。」
「あることさえも気づきませんでしたよ~!」
「でもこれは何なのかしらね?」
私もこれが何のためのものかわからないので、敬虔なカトリックである主人に
聞いてみようと思います^^判明次第報告します!
ちょっと雨が強くなってきたので、ちょっと早足になってしまいましたが、
旧市街にある洗礼者ヨハネ大聖堂へ。
Bazylika archikatedralna św. Jana Chrzciciela w Warszawie
ここは、今まで見た聖十字架教会、聖ヴィジトキ教会*、聖アンナ教会ともまた違う雰囲気の教会です。
*聖ヴィジトキ教会の写真を撮り忘れましたが、ここはショパンが初めてオルガニストを務めたワルシャワ大学隣にある教会です。今あるオルガンはショパンが弾いていたものではありませんが、そのオルガンも修理中なのか工事をしていて枠以外すべてなくなっていました!!
パイプオルガンの修理って中身丸ごと総とっかえなんですね!
枠しか残ってなかったので洋服ダンスのようにも見えましたよ^^
話は戻って、洗礼者ヨハネ大聖堂。調べているときにヤン大聖堂と書いてあるときもあるのですが、
ヨハネはラテン語のヤンです。ヤンはポーランド語なので英語にするとジョン(John)です。
こちらの人は国によって名前が変わって大変ですね。
8月だけ確か旗が出ていたのですが、この日行ったらまた旗がかかげてありました!
でも、見てみると前に出ていたのとは違うような?いや同じかな?
こうして旗があるとより雰囲気がでて素敵ですね^^
ここは旧市街中にあるせいなのか、はたまた朝だからなのかはわかりませんが、
来るたびに観光客が増えている気がします。ステンドグラスも綺麗です^^
入って右奥にある部屋がずーっと工事していたのですが、
この日ついに完成している姿を見ることが出来ました!
[Relikwie św. abp. Zygmunta Felińskiego]
Zygmunt Szczęsny Feliński (ジグムント シュチェンスヌィ フェリンスキ)(1822-1895)は
ワルシャワの大司教だった方で、ここは彼の死から120周年を記念して遺品?遺物?が祀られている(カトリックで祀るって変な感じです)場所として作られたそうです。
http://archidiecezja.warszawa.pl/wydarzenia/uroczystosc-wprowadzenia-relikwii-sw-abp-zygmunta-felinskiego/
中は入れませんでしたが、小さな天井の高い部屋に青を基調とした祭壇がありました。
そこでまたびっくり。
「え!?そこ入れるの!?」
正面の左側に、今まで開いたところを見たことがない入り口があって(フェンスがいつもしまっていました)、そこがこの日開いていて観光客の方がどんどん入っていくので
「これは私たちも!行きましょう!」
ということで入ってみました。
早速トイレがあって、「こんなところにトイレが!」と驚き。メモメモ。
そして階段をどんどん降りていきます。
一体どこへ行くんだ?何があるんだ?とても綺麗な館内でドキドキ
階段を下りて細い通路を歩いていくと、お墓発見。
ステンドグラスがポーランドの白鷲!そしてここに眠っているのは
ポーランドの最初の大統領 ガブリエル・ナルトヴィチュさん(1865-1922)のお墓でした。
Gabriel Narutowicz
工科大学の教授を務め、公共事業の大臣、外務大臣ののち
ポーランド共和国初代大統領となった方だそうです。
お墓には「gabrjel」と書いてありますが、昔はちょっとスペルが違ったのです。
今でもjはイの発音であるのですが(andzejアンジェイとか)今はiで書くようですね。
なんでだろう?とまた気になりますがキリがないのでここで止めておきます。
このあたりから「ここはお墓ミュージアムになったんだ!」と気づきました。
どこも綺麗で沢山観光客もいて、何よりも棺が沢山!!!
写真で見るよりも本物を是非見てほしい。少し怖いです。
ここは小さな棺が並んでいて、子供用でした。
子供だけどもここ(大聖堂)に入っているということは、それなりに身分の高い人の
子供だったのかな?と考えましたが果たしてそうかどうかは分かりません。
「アウグスト!?あのアウグストだ!!!」
Stanisław(スタニスワフ) August(アウグスト) Poniatowski(ポニャトフスキ)は
ポーランド・リトアニア共和国での最後の王様です。StanisławⅡ(二世) Augustとも呼ばれます。
「スタニスワフ・アウグスト、神の恩寵と人民の意志によるポーランド王にしてリトアニア大公、およびルテニア、プロイセン、マゾフシェ、サモギティア、キエフ、ヴォルヒニア、ポドレ、ポドラシェ、リヴォニア、スモレンスク、セヴェリア、チェルニフフの公爵」
ここに埋葬されているのを知りませんでした。
お二人にとっては「?」だと思うのですが、旧王宮の後に見ていただけたらきっとわかったかもしれない!
この時は私一人で興奮してしまいました。
日曜日が旧王宮入場無料なので、これも是非とおすすめしました^^
棺が沢山あって、途中から映像が流れていたり壁に説明が書いてあったり、
よりミュージアムっぽくなってきました。
と思ったら出口!!
どうやら私たちは出口から入ってしまったそうで、入り口はこちらでした。
この教会入ってすぐ左手地下に入っていくとあります。
寝ている白い石像が目印です。
中が迷路のようになっていて、私たちは半分くらいしか歩いていないと思うのですが、
興味がある方は是非訪れてみてください^^
旧市街歴史広場ではfacebookでも情報をシェアしましたがスケートリンクの建設が今年も始まりました^^
人魚を囲んでぐるっとです。周りにもおそらくホットワインバーやホットチョコレート屋さんになるであろう小屋が準備始めていました^^大きなモミの木も出て、これからが楽しみですね~♪
この時、少しのどの調子が悪かったN様。
この歴史広場には薬局があります。
ポーランド語では薬局は「APTEKA アプテカ」といいます。
ここで急遽寄ってのどスプレー(約1,000円)を買いました。
日本でいうマツキヨのような簡易的な薬局は例としてROSSMANが町中にありますが、
マツキヨほどちゃんとした薬があるわけではないので、
ポーランドで体調が悪くなったらアプテカの方に行くことをおすすめします。
★その時はもちろんちゃんと伝えられるように辞書を使って少なくとも英語、
調べることが出来る人はポーランド語の単語を調べて伝えてくださいね。
バルバカンをくぐって、新市街へ。
ちょっとボレスワヴィエツを見にお店に入りました^^
店内はすっかりクリスマス一色!
ポーランドではこうして大きな球体をちょっとしたところによく飾ります。
この時期と言えばこのツリー!かわいいですね~♪
オーナメントセットもたくさんありました♪見ているだけでも楽しいです♪
キュリー夫人博物館も行ってみようと思ったのですが、
本家の方がかなり大掛かりな工事になっていて、
分岐の博物館は英語が分からないとパネルばかりであまり分からないと思うのでパスしました。
旧市街を散策しているところをパシャ♪
こんな街並みの中を歩いていました。
雨が降ると石畳はとてもすべりやすくなりますのでご注意!
お二人は履きなれた靴をはいていらっしゃったのでばっちりです^^♪
ちょっと遅めですが休憩にカフェへ。
甘いものと温かい飲み物でのんびりしました。
この後は夕方にレストランを予約していたのですが、
そこまで時間があるわけでもなく天気を考えても絶妙な時間になってしまったので
少しセントラル周辺をご案内しました。
ショパンコンクールをやっていたフルハーモニーへも行きました♪
朝は日の出が7時頃、日の入りは15時半なので曇りの日だと15時過ぎにはもう暗く感じます。
あっという間に夜です!
「ピアノを聞きながらお食事がしたい!」というご希望をいただき、調べたところ、
<Różana ルジャナ>というレストランでピアノの生演奏を聴きながらお食事が出来るとのこと。
お店の雰囲気や行き方、食事内容ついては、こちらのレストラン記事からどうぞ♪
レストランへはセントラルからは歩いてはいけないのでトラムに乗っていきます。
海外旅行中は是非公共機関も利用して移動するのもいい思い出になりますね♪
とても素敵なレストランで美味しかったです。ごちそうさまでした!
19時過ぎのワルシャワセントラル。気分的にはもう22時頃なんじゃないかと思うほど。
先日のフランステロがあったせいか、いつもは白赤のポーランドカラーの建物が
フランスのトリコロールカラーになっていました。(ちなみにあの建物はなんでもありません)
マリオットホテルまでお送りして最後に3人で記念撮影をしました^^
ホテルの中もすっかりクリスマスになっていて綺麗でした♪
お土産もたくさん買ってきてくださって、
中でも博多のよもぎ餅がおいしい~~~!!!!
お餅自体非常に貴重で嬉しいのですがよもぎも大好きで嬉しいです。
N様M様楽しい1日を本当にありがとうございました。
今頃お二人はクラクフとそのあとほかの国も周遊されるということで、
今後も楽しい旅行になることを祈っています^^♪